みなさまのデイサービスでは雨の日に特別な対応はしていますか?
雨の日のご利用者様の欠席は確実に多くなります。仕方ないことですが、雨に濡れるのが嫌だとか、雨の日は腰が痛くなるから外に出たくなくなるなどという理由で休まれてはデイサービスの経営が立ち行きません。
私のデイサービスで統計を取った時は雨の日の欠席率は約6%も上がっていました。これは想像以上の数字で、全ての日が雨であったら売上が6%も下がってしまうということを意味しています。
雨の日の欠席率
普段からご利用者様の欠席率を気にされているデイサービスの経営者様でも雨の日の欠席率を出されている方は少ないのではないでしょうか。とにかく一度統計を取ってみてください。
朝の段階で雨が降っていたかどうかでデータを振り分ければいいでしょう。
個人ごとの雨の日と晴れの日の欠席率を比べて見てください。4~5ヶ月データを取れば一通り傾向が出ると思います。
雨の日にお休みされやすい方を抽出して対策を考えて行きます。
雨の日対策
事前の通告
大雨が降りそうな日や台風が上陸しそうな日があった場合、事前にデイサービスは休みにならないことと雨合羽などを用意してもらうなどのお知らせをしておきましょう。
連絡帳に書いたり、電話で呼びかけることによって欠席率はだいぶ下がるでしょう。
濡れないような配慮
玄関の目の前までお迎えに上がれれば問題はないのですが、ご利用者様によっては長い距離を歩いて送迎車まで行かなければならないなどと言う方もいらっしゃるでしょう。
まずはできるだけ大きい傘を用意しましょう。私のデイサービスで利用している傘はゴルフをされる方ように設計された150センチもあるものを利用しています。これだけ大きければ3人位入っても濡れずに歩けます。
大きい傘があるだけでご利用者様も安心するでしょうし、とても使いやすくて重宝しています。
また、普段玄関を出て待っていてくれるご利用者様にも雨の日は家の中まで迎えに行きましょう。
朝雨が降っていたらキャンセルの連絡が来る前に「家の中で待っててね」と電話を差し上げましょう。
雨の日専用のレクリエーション
雨の日はレクリエーションを充実させるという方法もあります。雨の日に行けば絵手紙の作り方を教えてもらえるとか、俳句を作ったら清書したものを貰えるなどのサービスを行っていけば雨の日こそ楽しみだと言う方が出てくることでしょう。
これはレクリエーションに希少性を持たせて雨の日だけしかやらないことがポイントです。
雨の日の来所特典
雨の日のご来所頂いたら何か特典をつけるという対策です。ディズニーランドが雨の日のみ行うサービスが数種類あるを知っていましたか?新宿の高島屋では各階で雨の日のみ受けられるサービスがあるそうです。
主にエンターテイメント業や小売店舗が行う雨の日対策なのですが、これはデイサービスにも利用できます。
介護保険サービスであるデイサービスでやれることはかなり限られてしまいますが、できることもあるでしょう。
私が考えたのが、雨の日はおやつ代を無料にするというものや雨合羽を無料でプレゼントするというものでした。
色々検討した結果、私のデイサービスではキャンセル待ちのご利用者様が多いため結局採用はしませんでした。
しかし、これらは有効な手段になると思います。もし採用するのであれば、役所の介護保険課等に相談してから実施してみてください。
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