デイサービスの経営者になってよかったことはなんですかと聞かれることがよくあります。
そういう場合、基本的に『いやあ、悩みばかりだし、そんな儲からないし良いことなんて高齢者の喜ぶ笑顔くらいですよ』と言ったように答えています。
まあ、謙遜を込めてこう言っているのですが、聞いている方がデイサービスの経営を簡単なものだと思われてもどうかという思いで答えている面もあります。
さて、このブログはこれからデイサービスを始めようという方もご覧になるものですし、夢を壊していては始まりません。
実際私はデイサービスの経営を始めて人生がとても良い方向に向かっていると感じていますし、周りの介護職員には最終的には独立して自分の店を持つべきであると諭しています。
今回は以下に実際私がデイサービスの経営を始めて手に入れたものを2回にまとめて書いていきたいと思います。
収入の増加
これは数字で現れるのでとてもわかり易い指標です。私はデイサービスを経営するまで普通のサラリーマンでした。
父親が共同株主で監査役を務めている会社でしたがベンチャーキャピタルなどの資本も入っているため、特別に高い給料は出ていませんでしたので大体30台前半の一般的サラリーマンと同等の給与でした。
私はサラリーマンを続けながら副業でデイサービスの経営(詳しくはこちら)を始めましたから初めは経営者としての報酬をもらっていませんでしたが、半年で黒字化を達成しましたのですぐに給与を貰おうと思えば可能でした。
今では最初の2件が100万円ずつ、3件目が50万円ほどの利益を出しているのでやろうと思えば月間250万円の給与を取ることが出来ます。
今は会社にお金を残しているので給与としてもらってはいませんが。
経営の拡大を考えないのであれば年収3,000万円の安定収入を手に入れることが出来ているということですので、まあ十分といえば十分であると言えます。
また、その他にも経営者は経費として落とせる支出が有ります。
例えば経営のために従業員や関係者と飲食を行った場合は経費として落とせますし、車に関しても経営に使われるものであれば経費で落とすことが可能です。家賃に関しても舎宅扱いできる場合もあります。
それらは以外と馬鹿にならず大きな経営者としてのメリットとなります。
私は普段から贅沢をしたいタイプではないので、そんなにお金を使うことにメリットを感じていませんので生活はほぼ変わっていません。
ただ、45歳位になって年収一億円以上あったら、モナコやモンテカルロに自宅を構えてテニスや自転車のレースを見るために各地を転々とする生活をしたいと思っています。もう少しないとだめかな?
自由な時間設計
これは自分の好きな時間に働いたり、自分の好きな仕事を行うことができるということです。
経営者であれば常に自分の好きな時間に仕事をすることが出来ますしやろうと思えば長期の休みを取ることもできます。
経営者はチャンスが訪れた時に自分の全身全霊を傾ける準備だけしておけばいいとも言えるかもしれません。
ただ、これに関しては個人差があるかもしれません。
私の場合現場が好きなので、必ず週3日は現場の介護職を行っています。
それ以外の4日間は休んだりコンサルティング業務にあてたり、フランチャイズ事業の準備にあてています。
また、デイサービス1店舗のみではそれほど利益を上げられないので経営だけしていればいいということにはならないかもしれません。
私の場合は3店舗目が軌道に乗り始めたあたりで現場に出る日にちを減らすことが出来ました。
それに現場の運営全般を任せられる右腕がいるかどうかにも関わってくることです。
もし、自分の自由な時間がほしいために経営を始めるのであれば最初から現場を離れた後のことを考えて運営を行うべきでしょう。
私が起業を決意したのはこの自由な時間が欲しかったのが一番大きな動機でした。
[…] 前回の記事では私が経営者になってよかったことのうち下記のことについて書きました。 少々俗っぽい話になってしまいましたが、これから開業を目指す皆様には少し夢を与えられる話がしたいと記事にしてみました。 […]