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【デイサービスの送迎】ドライバーの心得と送迎ルートの作り方

投稿日:2017年7月9日 更新日:

送迎業務ルート作成

デイサービスはご利用者宅への車でお迎えに上がり、帰りも車でお送りすることでサービスを完了させます。

送迎は安全かつ迅速に行わなければなりません。 迎えの送迎が滞れば後の業務に支障が出ますし、送りの送迎が遅くなればご利用者様のご家族の予定が狂うこともあります。

また、車を使いますので事故や故障などのトラブルもつきものです。トラブルの対処法もそれ相当の慣れが必要です。

そんな非常に難しくデイサービスの根幹を担う業務である送迎担当者について考えていきたいと思います。

送迎担当者の心得

送迎に出ている際、他のデイサービスの送迎車を見かけると、どうしてもドライバーに注目してしまいます。

送迎担当者はデイサービスの顔だと意識しなくてはなりません。

大げさだと思われるかもしれませんが、実際ご利用者様のご家族と最も対面するのは送迎担当者ですし、店の看板を付した車に乗って街中を走り回るのですから当然意識するべきです。

そんな送迎担当者が眠そうな顔で運転していたり、終始仏頂面で対応したりした場合、ご家族はどう思うでしょうか。

デイサービス全体の印象が悪くなるのは目に見えています。

送迎担当者は身なりやマナーだけでなく、笑顔や言葉遣いまで注意して業務をこなしていきましょう。

近年、ドライバーの募集には定年過ぎの男性の応募が目立つようになってきました。
定年後も元気で働ける人が増えたのは喜ばしいことですし、こういった方々を受け入れることができるのは業界にとっても良いことでしょう。

しかし、こういった方々が増えるに連れて少々マナー意識の低いドライバーも増えているように感じます。

高齢ドライバーについて

近年のドライバー事情を見ると、高齢(60代以上)の男性のドライバーが顕著に増えているように感じます。

定年後も元気で働ける人が増えたのは喜ばしいことですし、こういった方々を受け入れることができるのは業界にとっても良いことでしょう。しかし、こういった方々が増えるに連れて少々マナー意識の低いドライバーも増えているように感じます。

まず、スピードの出しすぎや荒い方向転換など運転技術についても意識の欠如からくるものがほとんどです。ご利用者様やご家族への対応もぶっきらぼうになってしまう。

一般的に社会である程度地位を築いてきた男性に見られるのですが、このような態度は介護の現場ではご法度です。

送迎車の中は密室で、ご利用者様とかなり近い距離で比較的長い時間お話できる場となります。

他のご利用者様や職員のいる前で話すことができない話を引き出すことができたり、人となりを知ることができる反面、不快な思いやドライバーへの苦手意識を植え付けてしまう結果にもなり得ます。

送迎ルートについて

送迎ルートの組み立て

送迎において最も大事なことは安全にご利用者様を送り届けることですが、その次に重要なのがいかに効率的に短時間で送り迎えを行うか、ということになります。

お迎えに行くご利用者様の順番がぐちゃぐちゃで同じ場所を行ったり来たりを繰り返してしまう場合、大きな時間のロスにつながってしまいます。

ロスが重なってしまえば、送迎車1台(ドライバー1名)あたりの送迎人数が少なくなってしまい、ご利用者様の増加に伴ってさらなる車やドライバーへの投資が必要となってしまいます。

効率的な送迎ルートの組み方

効率的な送迎ルートの作成の仕方を見ていきましょう。

事業所を中心に最も移動距離が近いルートを選択できる送迎の順番を組み立てることが重要です。

基本的に最も遠いご利用者様のお迎えを一番最初の時間に設定し、そこから事業所へ帰って来るルート上に他のご利用者様のお宅があるのが理想です。

あまりにも外れたところにご利用者様のご自宅がある場合、別の曜日に移動させることも考えます。

広大な地域からご利用者様が来所されている場合、月曜日はA地域、火曜日はB地域を中心にご利用者様を集めるなど、曜日ごとに地域を限定してご利用者様を割り振るなどの工夫が必要になります。

また、送りに関してはこの反対で近い方から遠い方への順番でお送りしていきます。
この方法の場合、車に乗っている時間は事業所の近くにお住まいの方程短く、遠い方程長い時間車に乗っていることになるので、その反対より平等に感じるようです。

送迎表について

効率的な送迎ルートが出来上がったら、それを送迎表にまとめておきましょう。

送迎表を見ればその日一日の全送迎担当者の送迎について把握できるようなものにする必要があります。

送迎表は最低でも下記の事が分かるようにしておきましょう。

  • デイサービス出発時間
  • ご利用者様宅の到着時間
  • デイサービス到着時間
  • 車椅子かどうか

利用中止や新規に対応できる送迎について

送迎ルートには余裕を持たせましょう。1分の隙間もなく送迎スケジュールを組むことができれば、いち早くご利用者様をデイサービスにお連れすることができ、後の業務で先手を打つことができます。

ただし、ご利用者様の入院や利用中止によって間が空いてしまったり、新規のご利用者様が入った場合、一から送迎スケジュールを組み直さなければならなくなります。

スケジュールを組み直すことで対応できれば良いですが、泣く泣くお断りする羽目になってしまったら最悪です。

中止や新規ご利用に対応できるように、送迎スケジュールにはある程度の余裕をも出せることが必要です。

また、ご利用者様には到着時間に幅を持たせてお知らせすることによって、多少の時間の前後に対応してもらえるようにしておきたいところです。

【デイサービスの基本業務はこちらから】

基本業務

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執筆者:


  1. 藤田 より:

    お世話になります。
    ご相談です。
    4月の中旬に運転免許所得し7月からディサービスの相談員として大学新卒で採用された息子がおります。
    勤め始めたてなのですか来週から1人で15名の送迎をするように言われたそうです。
    練習期間は1週間がルート確認で同乗。
    2週間目が自分が運転で同乗者あり、以上です。
    個人的に運転経験も少なく不得意な上、大事な利用者様に何かあったら大変とその事ばかりを考えて通常業務も集中出来ず。
    ミスが出てしまうとの事です。
    送迎はするべきなのか
    お願いしてもっと先伸ばしにしてもらう等のアドバイスお願いします。

    • 坂元 悠紀 より:

      ご回答が遅くなりまして申し訳ございません。

      当然、研修期間を延長してもらってください。
      送迎は利用者以外にも一般人を巻き込む可能性のある危険な業務です。
      運転というのは慣れてる人から見ると簡単に思えてしまうものです。

      ただあなたや上司の方に気概があるのであれば、早朝や業務後に送迎ルートの確認や運転の予行練習をするのもいいかもしれません。

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