レスパイトケアとは普段から要介護者を介護している家族を癒やすため、一時的に介護を代替し、リフレッシュを図ってもらう家族支援サービスをいいます。
レスパイトケアはデイサービスの最も原始的な利用理由の一つです。
最近は政府が介護離職(家族の介護のために離職すること)ゼロを目標に掲げたことが話題になりましたが、介護にために疲弊している家族はとても多いです。
まだまだ夫の面倒は最後まで妻一人で見るものだ、とか人様に世話になるのは格好がつかないなどと考えている人高齢者は多いです。そんな中で夫婦共倒れなんてのを何度も見てきました。
以前は介護を担っている家族の病気や事故、冠婚葬祭などの「社会的な事由」に利用要件が限定されていたが、現在は介護疲れといった私的事由に関してもレスパイトケアが必要だと言われて言います。
レスパイト型デイサービスとは
レスパイト型デイサービスはご家族が昼間仕事に出たり、日々の疲れを癒やすために利用することが多いため7~9時間ご利用する方が多いです。介護度が重かったり、問題行動が多かったり他のデイサービスで断られてしまったご利用者様を受けて入れてくれやすいのも特徴です。
ご利用者様の傾向としては介護度は高い方が多く、半分寝たきりの方や認知症が進んでしまっている方の利用が目立ちます。
デイサービスの特徴としては一軒家を改装したような施設が多く、機能訓練や大掛かりなアクティビティは少ない傾向にあります。
レスパイト型デイサービスはお泊りも兼ねる
レスパイト型デイサービスはお泊りデイサービスも兼ねていることが多いです。レスパイトケアの最終型が施設ですのでその傾向は納得できます。
レスパイト型デイサービスを探す際には注意することはお預かりの間どのように過ごすかです。
預ける要介護者がクリアな方の場合、長い時間同じ施設にいることになりますので飽きてしまうことが多いです。飽きが来ると拒否につながりやすく、結果ご家族の負担を軽減できない事になってしまいます。
できることならば外にお出かけしたり、外食に行ったりするようなデイサービスを選んであげましょう。
また、介護度が高いご利用者様を預ける場合、看護師の有無も確認しておくべきです。
10人以下の定員のデイサービスは看護師を置く必要が無いからです。
寝たきりの方などに対応するためのベッドや福祉用の送迎車の有無も確認しておくべきです。
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